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 生きているうちに、世界遺産をいくつ制覇できるでしょうか?こんな旅の楽しみ方もいいものです。
 このように世界遺産をめぐる楽しみを皆さんに伝えようとしたこの企画。しかし、世界中の手で守らなければならないものは、みんなで共有することができるとは限らないのです。
 今回は、タイの世界遺産特集Vol.4と題しまして、【トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区】についてご紹介いたします。母なる大地、大いなる自然。それは、人間の好奇心に絶えられないほど儚い物であったりするのです。“食物連鎖”という生命のはぐくむ組織に人間が必要ないとしたら。その時、人間に出来ることは、徹底的な排除だけなのです。偉大な遺跡が見れないのは残念ですが、その存在の意義は私たちの“認識”にこそあるのです。そこから生まれる危機感、生命の尊さ、安らぎ・・・得るものは、すべてです。


.基礎知識編

【タイの世界遺産】
◆世界遺産に登録されたもの
タイの世界遺産は4つです。詳細は、文化遺産3ヶ所と自然遺産1ヶ所になります。

文化遺産
 1.アユタヤ遺跡と周辺の歴史地区
 2.スコタイ遺跡と周辺の歴史地区
 3.バンチェン遺跡

自然遺産
 
1.トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区

◆タイ王国の締約履歴
 
国連加盟:1946年
 ユネスコ:1949年
 世界遺産条約:1987年9月17日 受諾
※タイは、2003年11月まで世界遺産委員会構成国(21ヶ国:任期6年)

※【タイの世界遺産】についてもうちょっと深く知りたい方は、「世界遺産を制覇しよう!Vol.1」を参照ください


2.世界遺産の紹介(トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区

【プロフィール】
 登録名:
トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区
(Thungyai-Huait Kha Khaeng Wildlife Sanctuaries)
 指定年:
1991年
 登録理由:
(1) 陸上、淡水、沿岸、及び、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(2)もっともすばらしい自然的現象、または、ひときわすぐれた自然美をもつ地域、及び、美的な重要性を含むもの。
(3)生物的多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値をもつ絶滅の恐れのある種が存在するものを含む。
【特徴】
・東南最大の自然保護区域
・アジアの1/3の生命体がここに集結している
・調査・研究を対象とした活動でない限り、侵入は認められない
【位置】
カンチャナブリー地区のサンクラブリ、ウータイ・ターニーのランサックからバンライ、またタック地方のアンファングに及ぶ、6,222kuにわたる広大な区域に位置する。(N14°56'〜 15°48' E98°27'〜 99°28')
【遺跡紹介】

◆保護区域設立の歴史※写真提供:タイ政府観光庁
 まず、1972年にファイ・カ・ケン動物保護区が設立された。このことにより、1960年から始められていた野生保存と保護活動がより強調され、保護・調査を容易にするための基点が数多く設置されるなど、70にも及ぶプロジェクトが着手され、保護活動はとくに活発に行われるようになった。続いて、1974年にトゥンヤイ動物保護区が設立された。その後、その隣接した2つの保護区域を結びつけた形でトゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区が規定された。それぞれの保護区域は、当初よりも拡張され、現在、6,222kuにわたる広大な区域となっている。
 これらの保護区域はタイ王国政府により所有され、国王法令のもとに厳重に管理されている。タイの法律では、国立公園は一般開放だが、野生保護区域は開放されていない。但し、教育機関による訪問や活動調査は認可を得ることができ、また奨励されている。

◆歴史的視点から
 保護区域の北側にある洞窟には、520万年前に先住民が占拠していた遺跡として有名。旧石器時代・中石器時代・新石器時代の石器が発見されている。後世では、埋葬遺跡が北東のファイ・カ・ケンやトゥンヤイで数多く出土している。だが、現在ではほとんどが他の地に移されて展示されている。
 また、身近な歴史としては、1590〜1605年にかけて、ナレ−シュアン王が偉大な基盤を誇る彼の軍でトゥンヤイのブールメセで戦争を行ったという事実が、トゥンヤイ・ナレーシュアンという地域の正式名称に影響したという。

特徴
○生物学的にも貴重な種を守る
※写真提供:タイ政府観光庁
 保護区域内には、東南アジアの主要地域の陸棲脊椎動物の1/3の種が生息している。(残りの2/3は地域特有の大型哺乳動物、水辺や沼地に生息する大型鳥類)
 厳重に侵入をさえぎられている広大な規模の保護区域だが、実は分類しきれない森林区域も数多く残しているという。
 区域内の動物群・植物群は、他のところでは見ることのできない、大変珍しいものばかりである。【Sino-Himalayan】・【Sundaic】・【Indo-Burma】・【Indo-Chinese】という4つの生物学的地理条件が結合しているため、動物群・植物群の多様性はもちろん、生態系の多様性が顕著である。絶滅寸前の種もあり、現在では28種(15の哺乳動物・9の鳥類・4の爬虫類)にのぼると言われている。
 地殻・高度・降雨・土壌型・水質環境・・・といった自然の育むプロセスの中で、自らを永続し進化させてゆく、長期間にわたる生存が保障されている。東南アジアの熱帯雨林地帯の生態系の状態では、最も明確な例として高く評価されている。

○際立った自然美と科学的な価値※写真提供:タイ政府観光庁
 Shanにまたがり、タイで取り囲まれた山々は、南北1,500mをゆうに超える平行に走る3つの特徴的な尾根を持つ。それは、トゥンヤイで最高頂(海抜1万1,811m)に達し、保護区域内の傾斜した谷底(海抜250〜400m)に及ぶ。
 様々な色・型・群葉の流れるような光景や森型の珍しいモザイクの景観、そして補助的ではあるが滝や流水が主に従属していく様が、効果を高め、審美的な美しさを表現している。

問題
(1)環境保全か、エネルギー資源確保か

 タイでは、水力発電はとても大事な資源の一つとして位置づけられているため、ダムの建設計画が必要に迫られるが、環境保全とエネルギー資源確保の狭間で、政府としても対応が揺れるところである。しかし、ダム建設には、大変活発な反対声明が多く、ナムチョアンダムなど無期延期になった例もあるので、やはり環境保全への立場は強いようだ。

(2)管理側の柔軟な対応が要求される
 他の保護区域でも、同じ脅威にさらされているが、森林伐採の窃盗・山火事・家畜による侵害など、管理の形態にも様々な条件に対する柔軟な対応が要求されるようになっている。
 

【観光スポット】

近郊のみどころ

ガンチャナブリー


ガンチャナブリー周辺図

 

トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区よりもバンコクよりにある、ガンチャナブリーを紹介します。国立公園が多い、自然の恵みに満ちた土地です。
バンコクから近くなのでアクセスしやすいのが、またおすすめな点です。
ここでご紹介するのは国立公園が重点ですが、駅周辺にも、映画『戦場にかける橋』でおなじみの【クウェー(クワイ)川鉄道】や【カオプーン洞窟】・連合軍の遺品を展示した【JEATH戦争博物館】など見どころが多くあります。



チャレーム・ラタナーコーシン国立公園
起伏に富んだ土地、洞窟や滝がある公園
 洞窟や滝など、起伏に富んだ国立公園。18〜19世紀にかけてビルマ軍との間で行われた戦争の舞台となった場所で、武器や遺骨も発見されている。主な見所は、タン・ロット洞窟など。

アクセス: 車で2時間(2000年調べ)
料金: 25B(2000年調べ)

■スィー・ナカリン国立公園
広大な敷地内に、野鳥や動物の生息地が広がる
 
キツツキやツグミなどの野鳥がさえずり、象などの動物群も生息する野生味あふれる国立公園。広大な敷地内には、水遊びができるフェイ・メー・カミン滝もある。
アクセス: 車で2時間(2000年調べ)
料金: 25B(2000年調べ)

 


■エラワン滝
水遊びやハイキングが満喫できる
 
エラワン国立公園内にあるエラワン滝は、全長1500mで7段に分かれているのが特徴。滝つぼでは、水遊びをして楽しむことができる。滝の上までは約2kmの登山コースになっていて、蝶や鳥などと戯れながら自然を満喫できる。

アクセス: 車で2時間(2000年調べ)
料金: 25B(2000年調べ)

 


■ポー・プロイ
ブルーサファイアの発掘地として有名
 
宝石が採れることで有名なカンチャナブリーだが、ここボー・プロイは、特にブルーサファイアの産地として有名である。採掘現場を見学したり、宝石店に立ち寄ったりできる街である。

アクセス: 車で1時間30分(2000年調べ)

 


■サイ・ヨーク国立公園
クウェー・ノーイ川が横切る国立公園
 
園内をクウェー・ノーイ川が横切り、釣りや水浴びを楽しめる場所。サイ・ヨーク滝は、ラフティング・ライド(簡単に言えば、川くだり)の出発点になっている。もちろん、野生動物や野鳥にもめぐり合うことができ、1日中飽きない時間が約束できそう。

アクセス: 車で2時間(2000年調べ)
料金: 30B(2000年調べ)

 


■プラサート・ムアン・シン歴史公園
クメール時代の街が公園に変身
 
1987年、クメール時代に街があった場所が整備され公園になった。13世紀建造とされるラテライト造りの仏教寺院や、遺物を収蔵した博物館など歴史公園としての特色を存分に満喫できる。約74haの敷地を誇るカンチャナブリーでも有名な国立公園。

アクセス: 車で1時間(2000年調べ)
料金: 20B(2000年調べ)
時間: 8:30〜16:30(2000年調べ)

 


■バン・カオ博物館
旧石器時代の石器や人骨が展示されている博物館
 
旧石器時代の石器や人骨が展示されている博物館
世界的にも重要な遺跡とされている遺物が数多く展示されている。この村で発掘された旧石器時代の石器や人骨が展示されている博物館。

アクセス: 車で1時間弱(2000年調べ)
料金: 10B(2000年調べ)
時間: 9:00〜16:00(2000年調べ)

 

【タイの世界遺産特集シリーズ】

  ■世界遺産を制覇しよう!Vol.1 【アユタヤ遺跡と周辺の歴史地区】
  ■世界遺産を制覇しよう!Vol.2 【スコタイ遺跡と周辺の歴史地区】
  ■世界遺産を制覇しよう!Vol.3 【バンチェン遺跡】
  ■世界遺産を制覇しよう!Vol.4 【トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン動物保護区】




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