新型コロナウイルス接触確認アプリ

　現在多くの国でCovid-19追跡アプリが使用されています。

　元はアップルとグーグルが新型コロナウイルス感染症対策の一環として、開発してきたContact Tracing(濃厚接触通知)アプリAPI。

　両社は2020年4月全世界に提供を始めました。これにより世界各国の公衆衛生機関は、Covid-19追跡アプリへAPIを実装出来るようになりました。

　日本ではCovid-19追跡アプリCOCOAが使用され、2021年1月時点での利用者は2300万人。

　タイでも2020年5月によりCovid-19追跡アプリとして「タイの勝利」の使用を開始しています。
　その直後には「医師の勝利」の使用を開始、それぞれの機能には特徴があります。

タイの勝利 bangkokbiznews.com

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　タイ公衆衛生省は2020年5月、感染者の行動履歴把握の為に「タイの勝利」アプリの使用を開始しました。
　商業施設へのユーザークセス履歴管理に使用。商業施設、利用者双方の登録が必要です。

主な機能
・施設での滞在時間を記録
・患者の接触タイミング調査
・ショップ/ビジネスの衛生管理
・利用者の接触情報収集
・QRコードをスキャンしてチェックイン、アウト履歴収集
・電話番号登録、SMSにて接触通知

入り口にあるPCでQRコードを読み取り、チェックイン、アウトをします。

　スマホのアプリですから、スマホを持っていない、インストールしていないと厄介な記帳を義務付けられます。
　この為に利用者が多く2021年1月時点で、4200万人の利用が確認されています。

医師の勝利 bangkokbiznews.com

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　タイ疾病管理省は2020年5月より「医師の勝利」アプリを使用開始。

　同アプリはGPSとBluetooth機能を利用して、利用者の行動履歴を残します。インストール時に質問に答える事で、使用者のリスクを4段階に分け以後の行動履歴が反映されます。

　リスク4段階：
グリーン/低リスク
過去14日間に症状がなく、海外に行った経験、危険に晒された経験もない
黄色/軽度のリスク
過去14日間に症状があった可能性があり、海外や危険な人の近くにはいない
オレンジ/危険
海外に行ったり、危険な人の近くにいた 過去14日間の症状がはっきりしない
赤/非常に危険
症状がある、海外での病歴があ、過去14日間の危険に晒されている

　このアプリは自己健康管理に利用します。また越県時の検問で調べられます。プライバシー保護の観点から敬遠される傾向にあり、2021年1月時点での利用者は800万人程度です。

　この他にも旅行管理アプリ「Away Covid-19」、入国管理アプリ「AOT Airports」等が一部で使用されています。