チェンマイに行ったとき英字の看板メニューが気になります。Kao Pat American何でしょうね、早速頂く事にしました。 これはケチャップライス、目玉焼きが乗っています。パラパラのタイ米にケチャップの粘りが効いて美味しいです。
タイ人が好むのか定かではありませんが、西洋人には人気のメニュー。
日本人にも親しみやすいものです。タイに何故こんなメニューがあるのか、思いを馳せて見ました。
1950年代ベトナム戦争ではラヨーン県ウタパオ空軍基地は、北爆の前線基地になっていました。そこで米兵の保養地として開発されたのが、近隣の小さな漁村パタヤ。長く弧を描く美しい海岸線が、保養地として適していました。
開発は非常に早くビーチを整備、アメリカ人好みの歓楽施設が充実して行きました。
しかしアメリカ人に食べられるタイ料理は限られます。カウ・パット(焼き飯)は辛くなく食べられますが、ナンプラーの味覚が慣れません。
そこで米兵向けに創られたのがカウ・パット・アメリカンだったと考えられます。この料理はバンコク、チェンマイ等観光地に広がって行きました。
そして独自に進化を遂げフライドチキン、ウインナー、ハムを添えた、タイ風高級洋食が完成しました。なんと彩豊かな美しい一品でしょうか。
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